吸引・鉗子分娩について

 

吸引分娩

経腟分娩中に赤ちゃんが苦しくなってきたなどに、急いで分娩するために吸引分娩を行うことがあります。赤ちゃんの頭に吸引カップを装着して、陰圧でけん引して頭を娩出させる方法です。まれに陰圧により赤ちゃんの頭に、頭血腫が生じることがありますが、通常自然に吸収されます。

 

鉗子分娩

このほかに、同じ目的で鉗子分娩を行うこともあります。この場合は、赤ちゃんの頬に鉗子による圧痕がつくことがあります。通常鉗子による圧痕は2-3日で消えるので心配はありません。

 

会陰切開

吸引・鉗子分娩の際には、膣の裂傷を防ぐために会陰切開を入れますが、この傷が延長することもあります。このような場合は、会陰切開と同様に正しく縫合することで、後に問題は残りません。

 

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