月経痛

月経痛がつらい方へ

月経に伴う痛みを何とかできないか?
そんなお悩みの方は、ぜひご相談下さい。

 

高校生・大学生から40代の方まで、今の自分に合った治療を見つけていきましょう!

月経痛の原因はわからないことも多い

子宮内膜症などの病気で月経痛がひどくなることもありますが、はっきりとした原因がない「機能性」よ呼ばれる月経痛(月経困難症)の方もたくさんいます。

 

診断

 

はじめて受診された場合は、超音波検査にて子宮筋腫・卵巣嚢腫(内膜症)などの腫瘤(こぶ)がないかの検査をします。
この場合、10代の若い方や性交渉歴のない方は、お腹からの超音波で確認します(内診はしません)

 

子宮内膜症が強く疑える時などは、内膜症の治療を優先することがあります。
また、大きな筋腫や卵巣腫瘍が見つかった場合は、精密検査のご紹介をいたします。

 

治療

 

多くの方は、腫瘤が見つかることは少ないので、ご本人の状況に合わせて治療法の選択をしていきます。
アレルギーや今までの病気、お薬対する考え方などをお聞きしながら相談しましょう。

 

治療法選択のポイント

  1. 今すぐにでも妊娠したい場合
  2. 今は避妊もきちんとしたい場合
  3. いずれ妊娠を考えてはいるが、今は特に考えていない場合

1.今すぐにでも妊娠したい方

月経痛は治療したいけれど、今すぐにでも妊娠したい方にはホルモン剤を使った治療は、通常選択しません。

 

消炎鎮痛剤(痛み止め)の工夫

 

市販の痛み止め、または医院で処方する薬を早め早めに使っていきましょう。
本当に痛みがひどくなると、薬は効きにくくなります。月経が来そうになったらその時から薬を始めるくらいでも結構です。
5〜6時間あければ、再度お薬を使うことは可能ですので、それほど痛くなる前に次の内服を考えてみてください。

 

1か月うち何日間だけ、1日数回痛み止めを飲んでも、それで「くせ」になってきかなくなることはありません

 

しかし、胃に病気があったり、鎮痛剤によるアレルギー・喘息などのある場合は注意が必要です。

 

漢方薬も試してみましょう

 

月経痛に漢方薬は以前からよく使われています。医院では保険で処方できるお薬を、体質などをお聞きしながら選んでいます。
月経不順や冷え性にきくこともありますし、妊娠しやすいお体になることもあります。

 

多くの漢方薬は錠剤ではなく、こなのお薬で、ややにおいに特徴があるので苦手と感じる方もいます。
また、体質や治療効果によっては1〜2か月でお薬の変更を検討することがあります。

2.今はきちんと避妊したい方

月経痛がひどく、また今は避妊もしたい方には「避妊用ピル」または「治療用子宮内リング」をお勧めします。
もちろん「漢方薬」「治療用ピル」を使い、避妊は別の方法で考えても構いません。

 

漢方薬については、「1.今すぐにでも妊娠したい方」をご参照ください。

 

避妊用ピルは自費での処方となります

 

1)良い点

 

最近のピルは、すべて低用量なので体への負担は少なくなりました。
飲み忘れがなければ、ほぼ100%避妊ができます。
定期的に月経が来ますので、月経の予測もしやすくなります。
月経量も減ることが多いので、痛みも量も抑えることが可能です。
妊娠を希望する時期になったら、服用をやめればその月から妊娠が可能です。

 

2)良くない点

 

合併症は減りましたが、まれに血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)などの異常が起こることがあります。
たとえば、35歳以上でたばこを吸っている方には、処方できません。
また他にも、高血圧、肝障害、乳がん治療中など処方できない、または注意していただかなければならない場合があります。

 

3)当院では、
「アンジュ28」という低用量ピルを処方できます(当院受付でのお渡し)。
安全性を考えて、最初の3か月は1か月分ずつ、その後は2〜3か月分の処方も可能です。
1か月分、2,800円(税込み)

 

治療用子宮内リング(ミレーナ)

 

子宮内に挿入し、月経痛の改善と月経量を減らすことのできるシステムです。
避妊リングと同じような形をしていますが、その一部からホルモン剤が少しずつ放出される仕組みです。
避妊としても使用可能で、1回挿入すれば5年間有効。
一般的には、10代の方やお産をしていない人には、お勧めしていません。

3.今は妊娠については考えていない方

「消炎鎮痛剤」「漢方薬」のほかに「治療用ピル」があります。
治療用ピルとは、「月経痛(月経困難症)」に対し、健康保険で処方できるお薬です。

 

消炎鎮痛剤、漢方薬については「今すぐにでも妊娠したい方」の項目を見てください

 

治療用ピル(例:ルナベル、ヤーズ など)

 

避妊用ピルと同じように、1日1錠内服することで、月経痛を抑え、月経量も減るお薬です。
妊娠希望となったときは、やめればすぐに妊娠可能です。
避妊用としては使用できませんのでご注意ください。
処方箋を発行し、薬局で受け取っていただきます。

 

あたらしい治療用ピル(例:ヤーズフレックス)

 

最長120日間続けて飲む薬で、月経そのものも一時的に止まります
出血が3日あったら4日薬をやめて、その後また続けて飲むというようなお薬になります。
今までの治療用ピルでも、痛みが気になる場合や月経をなるべく起こしたくない方には、お勧めです。
妊娠希望となったときは、やめればすぐに妊娠可能です。
処方箋を発行し、薬局で受け取っていただきます。

 

治療用ピルでも注意が必要

 

合併症は減りましたが、まれに血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)などの異常が起こることがあります。
たとえば、35歳以上でたばこを吸っている方には、処方できません。
また他にも、高血圧、肝障害、乳がん治療中など処方できない、または注意していただかなければならない場合があります。

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