母親学級の中止によりご不便をお掛けしております

コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大により、集団感染を防止する観点から、母親学級の開催を見合わせております。
ご不便をお掛けしております。

 

母親学級に参加できず、お産について不安を抱いている方も多いのではないでしょうか?
ここでは「お産のお話」と「出産に向けての準備」について母親学級で助産師がお伝えしている内容を掲載いたしました。
今後の出産へ向けて参考にしていただければと思います。
※お渡ししたテキストも参考にお読みください

お産の始まりと進行について

お産の始まり

お産の始まりにはさまざまあります。
このような兆候があった場合、「始まったかな?」と考えてください。

 

陣痛がきたとき
陣痛はお腹の張りに伴う子宮の痛みです。最初は「下腹部だけ」「腰だけ」など一部分が痛み、程度も生理痛程度という弱いものから始まることが多いです。そして陣痛には必ずお休みがあります。お休み⇒痛み⇒お休み⇒痛みということが繰り返し起こった場合陣痛が始まったと考えてください。陣痛は不規則なお休みを経て、規則的に10分以内にやってくるようになります。まずは1時間くらい、陣痛の回数や間隔を測ってみましょう。
破水したとき
赤ちゃんを包んでいる羊膜が破れ羊水が流れるのが破水です。人によっては破水から始まる方もいます。破水は「尿漏れ?」と見分けがつかない場合もありますが、何もしていないのに温かいお水が流れる感覚があればまずはお電話をして当院へお越しください。
出血(おしるし)がある
診察で内診をした後は出血をする場合があります。それ以外に、お産に向けて体が変化してくると子宮口が少しずつ開いてきます。その時に少量の出血を伴うことがありそれを「おしるし」といいます。

出血した場合は「赤ちゃんの胎動があるか」「お腹の張り・痛みはあるか」「他の症状はないか?」など気を付けていただき、心配な症状があればご連絡ください。

入院のタイミングこちらも参考にしてください。

 

お産の進行
出産までの時間
お産が始まってもすぐに赤ちゃんは生まれてきません。

初産婦さんでだいたい12〜14時間・経産婦さんでだいたい5〜8時間 程度は時間がかかります
陣痛の強さ・間隔・赤ちゃんの大きさやお腹での向きなど進行を左右する要素は様々ですが、長くなることを想定して、「気持ちを落ち着けること」「体力をつけておくこと」など、出産にむけた心構えを持っておくことをお勧めします。

 

陣痛室での過ごし方
※2020年6月現在、夫の立ち合い分娩は中止しております

お産で入院すると、まずは「陣痛室」で過ごします。お産が進んでくると出産のため「分娩室」へ移動します。
「陣痛室」で過ごす時間は何時間も・・という場合があります。陣痛が来たときはなるべく息を止めずに、力まずに過ごすことが必要です。
陣痛の合間には体を休めたり、腰やお腹を温めて痛みを和らげたり、長丁場ですが何とか乗り切れるよう頑張りましょう!

 

分娩室にて

分娩室では助産師が進行によって姿勢を代えてもらったり、力を入れる、抜くなどご説明いたします。点滴をしてお産に備え、時期が来たら医師を呼び、いよいよ出産です。最後の力を振り絞って赤ちゃんに会いましょうね。
出産後は赤ちゃんの様子観察・産後の処置をします。処置の後はご家族への報告などをして過ごしてください。

 

入院中の生活はこちらを参考にしてください
(それぞれのページへジャンプします)

入院生活について  病室や食事など

赤ちゃんを迎える準備をしましょう

赤ちゃんを迎えるためには様々な準備が必要です。
「もの」「環境」など少しずつ整えていきましょう。

赤ちゃんの生活する環境の準備

生まれたばかりの赤ちゃんは一日中布団の上で過ごします。
周囲の環境に配慮して、赤ちゃんが過ごす場所を決めてください。
ポイントとしては?

・直射日光の当たらない場所
・エアコンの風やすきま風が直接当たらない場所
・棚のそばなど物が落下する危険性がないか?
・上のお子さんやペットが赤ちゃんの上に乗り上げるような場所ではないか?
・大人が目の届く範囲にあるか?
・騒音はひどくないか?・・・など

 

赤ちゃんグッズをそろえましょう

赤ちゃんは代謝が活発なので、汗を吸いやすい素材を選びましょう

・赤ちゃんの洋服(短肌着・長肌着・上着)4〜5枚くらい ・スタイ
・おくるみ(アフガン)←夏場はバスタオルでOK
・ベビー用の布団(敷布団は固めのもの・掛け布団・肌掛け・タオルケット・バスタオル)
・枕(タオルでもOK) ・ガーゼ

ほかにも・・・
・哺乳瓶(1〜2本) ・乳首 ・哺乳瓶の消毒セット
・沐浴のグッズ ・ベビーキャリーなど

 

個人的に「これは必要?」「我が家の場合は?」などご質問があれば、お気軽に助産師へお声掛けください。


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